熊本を訪問してきました。

こんにちは。ノハナの大森です。
昨日は、熊本にあるノハナの製造工場を訪問してきました。

ノハナのフォトブックは、すべて熊本の協力会社が製造を行っています。立ち上げから3年間、一緒にノハナを盛り立ててくださっている大切なパートナーです。今回の地震では工場に大きな損壊はなかったものの、スタッフの方の中には自宅が倒壊してしまった方もいるとのことで、大変心配していました。

地震発生後、私が心を動かされたのは、そんな状況の中でも、懸命にノハナの製造を続けるスタッフの皆さんの様子でした。

本震の発生後、私は事態の大きさに驚愕し、「ユーザーさんからの受注を全面的に停止するので、皆さんの心身の安全を最優先してください」と協力会社にお願いをしました。ですが返答は、「受注を停止しないで欲しい。復旧できるよう最善を尽くすので、判断を待って欲しい」というものでした。

当時は震度5クラスの余震が頻発していた時期です。水道も止まっているような状態で、物資も十分ではなく、何より精神的な負担は想像を絶するものがあったはず…。それでも、「ノハナの製造を続けることが、我々の励みになるんです」と力強くおっしゃる姿に触れて、私は彼らの意志を尊重することにしました。

結果、ノハナの製造ラインが止まったのは、震災後ほんの2~3日間で済みました。中には工場に泊まり込んでまで復旧作業を続けてくれた方もいたとのことです。ユーザーの皆さんには、特急オプション等がご提供できずご迷惑をおかけしてしまいましたが、なんとか最小限でとどめることができました。

そこで1日も早く現地に駆けつけてお礼をしたいと思い、無理を言って訪問させていただいたのです。

熊本は、一部被害が甚大だったエリアを除き、少しずつ日常を取り戻しつつあるようでした。車のラジオからは、熊本市内で通常ゴミの回収が再開されたというニュースや、家具の転倒を防止する用品の紹介や、地震をきっかけに旧友と再会できたというリスナーからの投書などが流れていました。そこに共通して感じられたのは、今回の地震をいい意味で“過去のこと”にしていこうという前向きでした。

工場も事前に聞いていた通り、大きな損傷はなく、パートさんがいつもより少ないこと(小学校が9日まで休みのため)以外は、生産は通常どおり行われていました。気になっていた、自宅が損壊してしまった社員の方も、「もともと近いうちに建て直すつもりだったので、時期が早まったと思えば何てことないですよ」と明るくおっしゃっており、とても安心しました。

私からは、ユーザーの皆さんから日頃寄せられている感謝のメッセージを、一枚のボードにして贈りました。出発前から、私は現地の方々に何をお伝えすべきか悩んでいました。が、やはりそれは「感謝」以外にないと考え、ユーザーさんのお力をお借りすることにしたのです。おかげさまで、大変喜んでいただけたようです。

メッセージポスター

もちろん、熊本の完全な復旧にはまだまだ多大な苦労があるはずです。ノハナでは、熊本の復興を応援するキャンペーン等についても今後展開していきたいと考えていますので、その際は、ぜひご協力をお願いできれば幸いです。

では、また。