TPI NEXT®を社内で1年半やってみて

はじめに

ノハナで品質管理を担当している田井です。
今回は2016年から品質管理グループで導入したTPI NEXT®の結果をご報告したいと思います。

2016年

TPI NEXT®を知ったのが、2016年3月に開催された「JaSST’16 Tokyo」で、2016年10月ぐらいから本格的な作業に入りました。
まずは現状把握をするためにチェックポイントにYes/Noをつけていきました。ここでわかったことは、弊社のQAチームはメトリクスの活用がほぼ皆無で、全体的なバランスも良くありませんでした。
そこで、テスト業務に密接である「テスト管理」と「テスト業務の専門性」内の優先度Dレベルまでを、半期で全てコントロールレベルにすることを目標としました。
チェックポイントに対して必要な改善策を考え、6ヶ月間で「テストプロセス管理」から「テスト環境」までをすべてコントロールレベルに到達させることができました。

詳しくは「TPI NEXT®導入による品質管理のプロセス改善について」で書いていますので、ご覧ください。

2017年

2017年4月からの半期は前期と方針を変更しました。前期はチェックポイントの達成を目標としていましたが、今回は改善施策をまず考え実施することにより、結果的にチェックポイントをクリアできるようにと考えました。
改善施策を考えマイルストーンを設定しました。以下がマイルストーンです。

結果としては、12個のうち11個を達成しました。その後にチェックポイントの再チェックを行いましたが、達成できたものは数個でした。
もともと改善施策を実施するということに重点を置いていましたので期待通りの結果ではありますが、少し物足りない感もあります。

今後

今期は2016年のようにチェックポイントの達成を目標としています。 ただし、規模はかなり小さくして、優先度AとBが3つ残っているので、それらを達成するという目標としています。
マイルストーンを設定して、目標を達成できるように頑張りたいと思います。