esaによる社内活性化

こんにちは、ノハナの原田です。
サーバーエンジニアです。

最近、社内ナレッジ共有のためにesaというWebサービスを導入しました。
社内の活性化に寄与しているのでここで紹介します。

esa_login

導入のきっかけと選定

ノハナではナレッジの共有に、プロジェクト管理ツールに付随しているWikiを使っていましたが、以下のように使いづらい点がありました。

  • 記事を書く際にリアルタイムプレビューがない
  • 記事を書く際に画像をドラッグ貼り付けできない
  • 記事URLに記事タイトルを含んでいて、タイトル変えるとリンク切れになる
  • 更新通知がメールだけでWebHook通知ができない

さらに、この1年でメンバーが20人から30人の規模に膨らんでおり、既存ツールの運用見直しや移行の機運が高まってきた中で、有志メンバーによって移行の検討が始まりました。

同様のサービスがたくさんある中で、4つ候補が挙がりました。機能一覧をまとめて機能の有無を俯瞰した後、使い勝手の観点項目を用意して数人のメンバーに評価してもらいました。結果、優位性で2つに絞った後、esaを採用することに決めました。

管理面のようなシステマチックなUIよりかは、使っていて楽しいもの気持ちの良いもの、そして、鳥のアイコンの親しみやすさが後押しになった気がします。

esaの特徴

esaには大きな特徴が2つあります。

1つ目は、WIPの概念です。
Work In Progressの略で作業中を意味します。情報や思考の途中書きを、未確定ながら公開することで緩い共有を先んじて行い、早期の確認や指摘を受け入れることができます。結果、効率の良いコミュニケーションにつながります。esaには下書きという非公開状態はありません。

2つ目は、ツリー構造の管理です。
整理しやすく見通しが良くなります。構造変更も一括で可能なので、管理の変更に対して柔軟に対応することができます。

esaには権限設定がありません。
チーム内は情報公開するというポリシーを維持しているようです。ノハナでは、ツール類のIDやパスワードなどは既にセキュアかつ権限設定可能な別Wikiを運用していたため、許容できました。これらをesa1つに寄せることは現状できません。

運用状況

既存のWikiに溜まっていた記事をesaに移行して、トップ階層は「ノハナ社」「各プロダクト」「各職種」で運用を開始しました 。

esaツリー構造

有志メンバーが隔週で集まり、古い記事群の精査やツリー構造下層の議論や編集を行っています。タグの利用は一旦控えていて、様子を見ている状況です。

ちょっとした意見や機能の要望はesaに送っています。フィードバックがすぐに返ってきます。受け入れてもらった機能が提供されるのを心待ちにしています。

利用状況

業務に関する記事が9割ぐらいで、多くのメンバーの投稿に気付きやすく絡みやすくなりました。

ノハナでは金曜日に全メンバーが週報を書いて共有しているのですが、以前はチャットに直に書いて流れていってしまったものを、今はesaに書き溜めて、確定時にリンクを通知する仕組みにしました。私は月曜日から週報をWIP状態にして日々更新していくやり方を取っています。

残りの1割は、近隣のランチのお店情報から、趣味や自己紹介に至るまで様々です。新旧メンバーの相互理解や仲良くなるきっかけになってくれることでしょう。今思えば、よく業務の情報と同居してるなと不思議に感じますが、esaだからこそ成立している気がします。

esa趣味ページ

 

以上です。他にも社内の取り組みを紹介していければと思います。

追記)
この記事をきっかけにesaの方からインタビューを受けることができました。
esaの運用や活用をさらに深掘ってお話ししてるのでぜひ読んでください!
esaを使ってるうちに、メンバーのディープな一面が見れて仲良くなれた。 – Vol 2. 株式会社ノハナ様